こうなるとまさに雨季ですね。
インドネシア語で洪水を意味する単語、banjirですが、日本人も洪水とは言わずバンジルとよく言っています。
僕のイメージする洪水っていうのは、インドネシアで使うバンジルの定義よりもっと酷いものであり、例えばよく水捌けの悪い場所でタイヤの半分くらいまで水に浸かる状態が数十メートルほど続いていてもバンジルなんて言いますが、その様子をみて「あゝ洪水だ」とは感じません。
最もこのバンジル最大の原因は、都市の排水機能整備の遅れ、そもそもの排水力の非力さにあります。
もともと海抜ゼロメートルの街であり水が海に抜けにくい、起伏もあまり大きくないようでムラが通りより数メートル下がった場所にありムラに水が流れ込む構造、などなど構造的なものもありますが、治水がオランダ統治時代のものから大して改善されていない点やゴミで川が流れなくなっている点、都市の拡大で自然排水機能が低下している点が挙げられます。
昨日のじゃかるた新聞特集記事で、洪水ムラ問題についてやっていましたが、地図を見る限りそもそも蛇行する川を真っ直ぐに変えたら流域に水が溢れるリスクは軽減するのではないかとも感じますが、そういう改善もされていません。
翻って日本では江戸時代には都市部では運河などを掘って既に大規模治水を行っております。
「日本、スゴイ」って話ではなく、治水面でも大きくノウハウ伝授できるのではないでしょうか。
こういう地図に残る仕事、やってみたいなぁと最近思ったり。
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