2013年7月9日火曜日

断食カウントダウン

イスラム教の断食月を目前に控え、ソワソワしているジャカルタ、昨夜はそんなソワソワのピークでした。

なぜなら、昨夜が断食月に入るかどうかの政府決定がなされる瞬間だったから。

イスラム教の暦は太陰暦をベースにしており、新月が1日、そこから次の新月までが1ヶ月であり、我々の採用している太陽暦ベースであるグレゴリオ暦と比較すると1年が10日ほど早くなっております。

そのため、断食月は毎年約10日ずつ早くなり、僕がインドネシアにきた2011年は7月末から断食が始まりましたが今年は20日ほど早まりこの時期から。

さて、そんな断食月の始まりですが、基本的には天文学的に新月の日は割り出されており、それが今日、2013年7月9日なのです。

なので、今日から予定調和として断食月に突入する、ハズなのですが、これだけでは断食月に突入しないのです。

インドネシアの宗教省が実際に月の観察をし、新月を観察できたら断食月に突入となるのです。
(見えない月を観察という意味がよくわかりませんが。。)

と、いうことで昨日も昼から宗教省は会議、日没後に会見を行いそこで国としての断食月の開始日を宣告しました。

今年は7月10日スタートです。

大方の予想を覆す決定でした。

既に宗教団体大手のムハマディアは暦に基づき7月9日の断食入りを発表しており、昨年に引き続き2者の見解が異なる状態に。

だから何なんだってコトは異教徒たる我々には関係無いと思われそうですが、大いに関係してきます。

まず、断食月は会社の始まる時間と終わる時間が30分ほど繰り上がります。

また、昼ごはんが食堂で出なくなります。

このうち、特に前者に対応する為に異教徒の我々もいつもより早起きを余儀無くされるのです。

お昼ごはんについては、ウチの場合は異教徒向けに会社で弁当を手配してくれているのでそこまで困りません。

隠れるようにコソコソ食べるのです。

他にも、この期間だからってコトが幾つかあるのですが、それはまた適宜書きますね。

そんなわけで、2者の言い分が異なると、我々はどっちに従えばいいの?となってしまいます。

政府決定が優先されるのだと思うのですが、よくわからんから念の為今朝から早起き出社しています。

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