2013年3月22日金曜日

野村ノート

一時帰国がおわり日本からインドネシアへ向かう飛行機の中で、1冊の本を読みました。

元プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルス監督の野村克也氏の著書、野村ノート (小学館文庫)


僕自身が阪神ファンであり、それも野村監督最終年、赤星氏や上坂氏がF1セブンと持て囃されたあの年から一気にのめり込んだクチで、それ以降野村克也という野球人の言動から様々なことを学ばせてもらっています。

僕はスポーツなど箸にも棒にもかからない、ヤル気もないダメダメな人間でして、スポーツを通じた人間教育なども全く受けていない人間です。

自分で言うのも変ですが、ある意味では天才肌で大した努力をせずとも環境だけで最低限は何とかやれた、ある程度の個人プレーをしていても周囲から白い目で見られつつも何とかなっていた、ような人生です。

そういう生き方だったせいか著者の野球を通じた人生教育というものは非常に興味があり、これまでもスポーツ新聞の一問一答なんかは阪神時代の虎と月見草の頃からよく読んでいました。

しかし、それを自分に当てはめるでもなく悠々自適に適当に毎日を消化していたわけです。

しかし、日本でタダの組織の使いにくいコマだった僕がインドネシアに移ってから、人の上に立つようになり、今そのポジションに僕という人間が適合できるよう日々環境に育てられています。

日本では「ベンチがアホやから野球でけへん」と同じような考えで正に組織の不平不満反乱分子の扇動役だった僕ですが、そのベンチを動かす立場に立ってしまいました。

お陰様で一部からはお褒めの言葉も戴きますが、それだけ来たばかりの頃の自分が酷く、ようやく少しはポジションに近づけて来たのかと感じています。

そんな今の時期に、著者が社会人シダックスの監督をやり、楽天に入る前の時期に書かれたこの本は僕がこれから組織の中でリーディングポジションをとる上で非常に参考になりました。

著者が30代半ばから南海ホークスで選手兼監督として働き苦労された話からはじまり監督というポジションから勉強した話が耳馴染みのよい具体例で書かれており、名将の思考の根幹が敷き詰められています。

来週からの職務復帰に向けて、いい頭の準備になったように思います。


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