2013年3月10日日曜日

サインとハンコ

日本で仕事していた時はシャチハタが手放せなかった僕ですが、寧ろ何故か他人の名前のシャチハタすら持っていた僕ですが、インドネシアに来てからハンコを押すことが全く無くなってしまいました。

ハンコなら100円でいくらでも買えて代理に押すことも簡単だったのに。。

ハンコを押さなくなった代わりにサインをすることになったわけですが、これがなかなか面倒くさい。

まずパスポートサインですが、日本語で普通に「署名」なんて申請用紙に書いてあったせいで、楷書で頑張って綺麗に書いてしまいました。

しかしインドネシア赴任以降社内で公文書にはパスポートサインと同じものを、と言われ毎回面倒な漢字を書かねばならぬ事態に陥ってしまい、あまり重要じゃなさそうな書類への本気のサインは早々に諦めて簡単に書けるものにしてしまいました。

サイン文化の国ではみんな幼い頃からサインの練習していてカッコいいやつを書いてるんですが、僕なんかはデザインセンスも無いしミミズをはわせるだけで精一杯。

ところが、最近になってサインと別にもう一つサインのようなものがあることを理解しました。

インドネシア語でparafと言いますが、なんのコトかと言いますと、確認の印などにイニシャルのみを書く行為のことです。

つまり、例を挙げればジャカルタ太郎さんは普段はかっこ良く「タロー」とサインしていますが、イニシャルの場合は「JT」と書くようなものです。

これは日本でいう確認印のような役割で使われているようです。

公文書ではフルスペックのサインは署名欄にだけして、各ページ右下にはイニシャルだけを確認の意味で書くのが一般的です。

これまで理解してませんでしたが、なるほどそういう意味かと納得しました。

そう考えるとハンコって簡単だなぁ。。。
ポンポン押していたのが今となっては恐ろしい。。。
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