2014年10月21日火曜日

有難うと言われながら去るSBY、期待を背負うジョコウィ

昨日、インドネシアの新大統領、ジョコウィことジョコ・ウィドド氏の就任式典が有りました。

民主化後、初めて官僚でも軍人でも超富裕層でもない、ただのジャワの田舎のオッサンが大統領になりました。

まさに、インドネシアンドリーム!

そして、これぞ民主主義の申し子です。

彼は国会での任命式を終えた後、大統領宮殿までジャカルタの目抜き通りをパレードしました。

市民はオープン馬車に乗った正副新大統領と手の触れ合える距離から、本当に新大統領と手を交わし、熱狂しました。

目抜き通りを埋め尽くす人、人、人、そしてたなびく国旗、国を二分した選挙も今は昔、ひとつの大国家、インドネシアとして未来に羽ばたく予感を感じました。

正直パレードの画像を見て、悪意あるものが簡単に暗殺出来そうなほど手薄な警備で心配になりました。

こういうところで何も起こらなかった、これもまた今のインドネシアなのです。

写真は今朝の当地一流経済新聞、Bisnis Indonesiaの一面。

立ち上がって手を振っているのがジョコ新大統領(左)とカラ新副大統領(右)

さて、新たに就任するジョコウィがいる一方で、二期10年に渡る政権運営に幕を下ろしたのはスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領。

Twitterでは#makasihSBYのハッシュタグが出現、またパレードの場でも「有難うSBY!」の声があったとか。

朝のTV ONEのニュース番組でもTERIMA KASIH PAK. SBYのテロップ。

まさにやり切った、と言うべきでしょうか。

彼の在任中にインドネシアは政治経済ともに安定し、特にここ4年ほどでインドネシアは一気に大国の仲間入りをして来ている感があります。

市民生活がどの様に変わったのか、残念ながら僕は昔のインドネシアを、ジャカルタを知らないので多くを語れませんが、僕の来た2011年と比較しても、少しは変わった様に感じます。

日本国総理大臣で「有難う」と広く国民から感謝されながら退任したものは近年居るでしょうか。

日本では女性大臣2人がスキャンダルで辞めたこの日、インドネシアでは感謝されながら退任する大統領が居た。

日本の政治がまたスキャンダルの晒し上げに腐心してロクに国の未来を議論しないようにならないか心配です。

と、言っても日本国にほとんど税金払ってない僕はとやかく言う立場では無いかもしれませんが。。。



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