2017年11月15日水曜日

ドタバタ搭乗

そろそろ、1回乗り遅れるかもしれん。

いよいよそう思える様になって来た。

今日も朝9時の飛行機で中部ジャワの王宮の町Soloへ。

通常、ウチから空港までは空いていれば30分、混んでいても1時間あれば8割方は問題ない。

ともすれば、前日にオフィスでWebチェックインの上搭乗券をプリンター出力しているこの身、Boading Time 8:30とあるこの時刻までに空港待合室に居れば良いだけとeasyに7:30出発すべく起床、朝食、朝の着替えと分刻みに全てを逆算し、準備を消化していった。

2日分の着替えと簡単な身の回り品を入れたカバンを左肩に、いつもの中身の無い書類に加えてこれまたデータの薄いが重たいラップトップを入れたビジネスバッグを右肩にかけてアパートのロビーから車に乗り込んだのは、予定通り7:30の少し前であった。

この日はジャカルタ中心部の奇怪なナンバープレート末尾の偶数奇数乗入れ規制にも引っかからない日、最短ルートで空港へ向かう高速道路に向かう。

途中、多少の混雑は想定の上、だったが高速道路入り口で既に30分近く時間を消化していたのは想定を超える混雑度合いであった。

それでも最短で30分という自信は揺るぎなく、事実ジャカルタ首都高都心環状線は特に混雑もなく順調に流れており、想定している範囲内の時刻に空港到着出来ると確信していた。

その確信が揺らいだのは空港への1本道だった。

既に車は都心環状線から空港連絡線に入り、外環道との合流地点を過ぎた片側2+2車線の内側を走っていた。

突如、止まったのだ。

前には無数の車が複雑に重なって並んでおり、この渋滞が決して容易に突破できないものであることを物語っていた。

時刻は8:20頃だったか。突如牛歩となった車の足並みを恨めしく感じつつも如何様にもならない、料金所までの辛抱しかないが、些か渋滞のお尻が料金所から遠過ぎやしないかと、何か料金所以外の複合要因でも有ると嫌だなという思いで車のセンターコンソールにある時刻を示す大きな画面を恨めしく時折落ち着かない様子で見るのみであった。

更には運転手も「すみません、漏れます」と車外へ飛び出して路傍に水撒きする始末。

その間も車列は気持ち程度しか進まない。

悠々と車に戻った運転手が車を少し前に進める。

漸く高速道路の空港出口を通過した時には既に8:30を回っていた。

車はスピードを上げて真新しい第3ターミナルへの連絡橋を渡り、出発カウンターの近くで止まった。

(建物入口まで遠いよ)と心の中で毒づきながら運転手に軽く戻りの日時を伝え、駆け足で建屋入口へと向かった。

入館手荷物検査の列に苛立ちつつ、それをやり過ごし、足早に搭乗券を片手に出発手荷物検査の列へ。

そして列に並びながらSolo行きの搭乗最終案内アナウンスを聞いた。

搭乗ゲートは25番。

最悪だ。

手荷物検査場から10分以上歩く空港ビルの最果てエリアだ。

時刻は8:40、飛行機出発は9:00なのでギリギリ間に合うか。

手荷物検査で外したベルトを巻き直しながら逡巡し、覚悟を決めてカバンを担ぎ、早足でノロノロ歩きの人波を掻き分けた。

ゲートまでは途切れ途切れの歩く歩道をひたすら歩き、時に躓きそうになりながら競歩選手が如く大股で短い足を進める。

幸い未だ個人的に呼び出されてはいない。

何人追い抜いたのかわからないが、25番ゲートが近づいてくると妙な安心感が芽生えて来ていた。

が、人のいないゲートが見えるとやはひ焦燥感から駆け足になってしまった。

幸い係員はまだ居り、前日に印刷していたチケットをピッと端末にかざして搭乗となった。

飛行機の中は既に乗客が座って居り、頭上の荷物入れも全て閉まっていた。

それを再び開け、適当にカバンを押し込み、溢れ出す汗をハンカチで拭きながら漸く座席に体を落ち着けて沈めることができた。

飛行機は間も無く安全の手引きビデオを流し、定刻通り動き出した。
↓↓↓クリックお願いします↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ インドネシア情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ ジャカルタ情報へ

2017年11月5日日曜日

忌々しいあのGとの闘い

ジャカルタで生活していると、日本とはまた違った形で虫や動物との闘いが多く待ち受けております。

例えばヤモリなんかは気づけば家の壁高いところを闊歩していたり、蜘蛛もよく出ます。

あと、蟻。

蟻は一時期我が家では最大の敵であり、何とか抹殺しようと、アリメツなどあの手この手を試みましたが、結局目に見えるほどの大きな効果を上げることなく気づけばいなくなったかなぁ、程度でした。

その一方で一気に増殖したのがあの忌々しいG、そう、インドネシア語でコチョア(kocoa)と呼ばれるゴキブリ野郎ですよ。

今の部屋に移ってからこいつらの出現率がやたら上がっていて、ここにきて更に増殖している雰囲気、例えば朝起きてやかんのお湯を沸かそうとコンロの火を入れたら慌てて逃げだしてくるヤツや、ごみ箱の裏から慌てて逃げだしてくるヤツなど。

けど、日本のゴキブリブラックのようなやたらすばしっこかったり、凶悪に飛んできたりしなければ、そもそも大きさも日本ほど大きくないのです。

と、いうことで最初はインドネシアで一般的なマジックチョークとか普通のホウ酸団子で退治を試みましたがあえなく撃沈。

こうなったらバルサンでも焚こうかしらと思うも、台所に置いてある食品を避難させる必要があったり、そもそも果たしてこういうタイプのものは飛行機に乗せて持ってこられるものかよくわからないため躊躇していました。

しかし、今回日本帰国時にジャカルタに持ってくるのに適したリサールウェポン、最終兵器を買いました。


ブラックキャップ

最初は普通のごきぶりホイホイでも買ってこようかと思っていたのですが、ネットで事前リサーチをかけたところ、これが日本で大絶賛だったのです。

それどころか東南アジア生活をしている方のブログでも、南国のGに対しても効果ありとの報告があり、こりゃぁ買わねばならないと帰国のついでにマツキヨで1つ買ってきて、半分の6個を台所周辺に設置しました。
(この横浜中華街のマツキヨでの出会いに至るまでに、ドラッグストア4店舗ほどを回って売切れ、取扱無しなどの憂き目にあったのでした。)

すると、なんということでしょう!

設置2日後の朝、いつものようにお茶を沸かそうとコンロの前に立ったところ、コンロの近くで腹を上に向けて転がっているGが一体おりました。

どうやら効果はテキメンなようです。

まだ設置から1週間弱しかたっておりませんが、その後、棚を開けたときに慌ててカサカサするようなGの姿は明らかに見なくなりました。

皆さん、声を大にして言います!

ジャカルタでGを、ゴキブリを退治するならブラックキャップです!

アース製薬さん、インドネシアでこれを作って売ってくれないかしら。


↓↓↓クリックお願いします↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ インドネシア情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ ジャカルタ情報へ

2017年11月2日木曜日

訪日インバウンドを請け負うローカルガイドの苦労

安倍総理大臣が先日の衆議院選挙で訴えた安倍政権での実績として、外国人観光客の増加及びそれに伴う消費、いわゆるインバウンド消費が大幅に伸びている点があります。

これは日本を離れている身としては余計に感じるところで、自分が日本を離れた民主党政権のころと比べると雲泥の差で外国人観光客の姿が増えております。

インバウンドというと中国人をはじめとした大陸系の人々にどうしても焦点が行きがちなのですが、それらの国よりも比較的親日度が高いとされる東南アジアの人々もまたインバウンドの重要な対象となります。

今回、インドネシア人プチ富裕層の日本旅行に同行する機会があり、日本でインドネシア人旅行客を受け入れるローカルガイドの人と受け入れに関することをいろいろと聞くことができました。

彼らは10年以上日本に住んでいるインドネシア系の人々なのですが、受け入れ対象はインドネシア人だけではなくてヴェトナム人やマレーシア人の受け入れもやっているようです。

そんな彼らが最も苦慮するのが、ハラル対応です。

訪日ハラル対応への苦慮

ハラル認証を取るお店も徐々に増えていますが、大きな観光バス2-3台で来ても一括で受け入れられるような大きなお店がなかなか無いとのこと。

また、インドネシア人は完全にハラル認証を取っているお店でなくても先ず豚がなければ、できれば更に酒がなければ大きな問題にはならないとのこと。

事実、今回同行した先でも完全なハラル店はなかったんじゃないかな。

逆に牛肉NGの人もいるので、そういう場合は同じお店の中に豚ゾーンや鶏ゾーンを作って牛肉NGの人たちで卓を囲ってもらいました。

ローカルガイドの一人は「完全にハラル対応にしたら全然コストが見合わない。普通のお店の予算から全く高くなってしまうんです。」と嘆いてました。

これが、隣国マレーシアのムスリムが訪日する際には完全にハラル店を探してくるのでホトホト骨が折れるとのこと。

ハラル対応でもう1点。

日本の商品のパッケージは完全に日本語だらけで中身が何なのか想像がつかないものも多いとのこと。

そこで、バーコードを読んだらその商品がハラルかどうか、豚や酒を含んでいるのかどうかを調べることができるようなアプリができたら最高だと言っていました。

ぜひともIT関係の皆さん、そういうアプリを作ってイスラム教圏のアプリショップで宣伝してください。

今回の同行でも「これはなんだ?安全なのか?」みたいなことも尋ねられました。

こういう手間暇をかけた末には、彼らの恐ろしいバイイングパワーが火を噴いてました。

購買力の差をまじまじと見せつけられた。

ほんの1時間銀座にバスが止まった間にオメガやグッチの紙袋がやってきたり、ほんの数時間夕食後にドン・キホーテに買い物に行っただけで大きな黄色い袋がいくつも並んでいたり、築地場外で大トロとウニとホタテばかりを食いまくったり、飛行機に乗る前に成田空港すぐ近くの酒々井アウトレットモールででっかいキャリーバッグを買って中身をパンパンにしていたり、極めつけは成田空港で出国後免税店で機内持ち込みサイズのスーツケースをパンパンにしたり、包装を解いてまでハンドバッグに無理やり詰め込んだり・・・。

この恐ろしいほどの買い物、まさにブルドーザーのよう。

これが1組だけではなくて何組もやってくるんだから、それはそれは恐ろしいほどの経済効果ですよ。

興味のある人はいいお店情報をネットですぐに調べますし、「今夜どこで食べるんだ?」と聞かれて答えた瞬間googleに店名を入れて評判を検索するし、ちゃんとやって名声を高めれば返ってくる環境です。

このような層と話をしていると、彼らは本当にいい店を知っています。

そうしてツアーの仲間をお気に入りのお店に連れていき、そのお店のファンを増やしているのです。

それだけ日本での買い物は信用されているといういうことです。

手持ちの円がなくなりドルを、ポンドを両替できないのかと両替所を探し、それでもだめならクレジットカードを切ってレートが悪いと嘆いていました。

彼らは気に入ったものに対してはお金を躊躇なくつぎ込んでいきます。

彼らが成田空港に到着する直前にローカルガイドへ渡したチップの金額、ちらっと見たらチップと言えないほどの相当な金額になってましたよ。

それだけもらえるのも納得の、かなり良いローカルガイドでした。

↓↓↓クリックお願いします↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ インドネシア情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ ジャカルタ情報へ